団体概要

代表理事よりご挨拶

2008年1月静岡県有数のハウスビルダーが突然倒産した事件がありました。
建築主は工事請負契約を締結し、工事代金の一部を支払いしているのにこれからどうしたらよいのか途方にくれます。地元で有名な信頼のおける工務店がどうして？
建築主が工事請負契約し、着手金を払い、建て方工事が完了して家の形ができてくると嬉しいものですが、突然信じがたい事件に遭遇することも無きにしも非ずです。
しかし工事が終わっているところまでは、工事代金を支払った私の家と思っていませんか？
住宅が完成し、所有権移転登記が済むまではビルダーの所有物で、建築主は工事の続きを他社に依頼することもできません。
ビルダーも同様に建築主を信用して工事が完成したので、建築主に入居を許可してから工事の残金を支払ってもらえない等のトラブルも数多くあります。
信用する事は自分の思い込みで、現実は別物です。
このような事態にならないように信託口座に工事代金を預け、第三者の一般社団法人　安心・安全住宅供給協議会（安住協）が工事の進捗を確認し、進捗に合わせた出来高支払いを信託会社へ出金依頼することで工事代金の過払いをなくし、工事が完成できる仕組み「エスクロー信託建築資金管理システム」を創り上げました。
たとえ工事の途中に事故が発生しても出来高部分の所有権は建築主に有り、未工事代金は信託口座に保全してあるので、引継ぎ工務店に工事続行し、完成できる仕組みがエスクロー信託建築資金管理システムです。
安心、安全に住宅が供給出来る事を願って、エスクロー信託建築資金管理システムをご利用して頂きたいと願う次第です。ご理解の程よろしくお願い致します。