よくある質問
FAQ
エスクローとはどういう意味ですか?
契約当事者であるAとBの間に入り、商品や役務の提供と対価である代金決済を確実に行うための仲介(エージェント)サービスをエスクローと言います。アメリカ発祥のサービスと言われており、インターネットでの商取引や不動産取引などに多く活用されており直訳すると「第三者寄託」となります。安住協は建築工事に特化したエスクローエージェントです。
エスクロー信託の信託とは何ですか?
信託とは、資金などの大切な財産を信頼できる第三者に託し、自分のために管理・運用してもらう制度です。発注者側の資金を安全に管理・保全するために日本国では信託を活用することが最も適していると考えられます。信託は誰でも取り扱えるわけではなく法律で定められた信託会社や信託銀行のみが取り扱いできます。安住協は、「株式会社山田エスクロー信託」と信託契約を締結しています。信託業務については「株式会社山田エスクロー信託」が執り行います。
万が一信託会社が信託業務を取り行いできなくなった場合、信託資金はどうなりますか?
信託財産は信託法に則り保護されておりますのでご安心ください。これを信託の倒産隔離機能と言います。また信託財産は、他の財産とは別に分別管理しなければならないため万が一信託会社が倒産した場合でも信託法により信託財産は安全に保護されます。
工事請負代金は契約時に一括で信託口座に振り込まなければいけませんか?
原則としては工事請負代金の1.2%を工事会社が負担します。お施主様から安住協へのお支払いは発生しませんのでご安心ください。
※物件により負担主や料率が変わる場合があります。
冒頭に「三方良し」ってあるけど工事会社やその取引先(下請)のメリットって何ですか?
工事会社のメリットとしてはエスクロー信託建築資金管理システムをお客様へご提案することで新規受注に繋がることが最大のメリットとなります。
工事会社さんの中には「契約時に契約金を受け取れるから出来高はメリットがない」「うちの会社は倒産しないからこんなサービスは必要ない」とおっしゃる方がたまにいます。そもそも請負とは役務の提供(完成)後に対価を受け取ることで契約金という慣習に拘りお施主様への配慮ができていない会社さんも散見されます。もちろん大手企業のように仕入れも安く調達でき、信用力を有する企業さんには必要ない仕組みかもしれませんが、多くの工事会社は中小零細企業です。エスクロー信託建築資金管理システムを活用することでお客様へ信頼と適正コストを提供することで口コミ等により次の受注に繋がる可能性が高まります。
工事会社の取引先である下請業者や建材商社のメリットについては、信託口座から直接の支払を受けることができ、さらに安全に資金回収できることで貸し倒れリスクの低減や売掛の保険などの費用を削減できます。また出来高支払いのため通常の取引よりも早い段階で集金できる場合があります。